These Are Soulful Days

ラテン!自転車!カレー!ジャズ!環境!ロック!畜生!

 

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人生の空からネグレスコ・ホテルで深呼吸して。

さて、アナログのレコード・プレイヤーを購入して、やらねばならぬ事とは、スナワチ、アナログ音溝のデジタル化でアリマス。
いや、別にやらなくてもイイんですが、iPodに入れたいから、アナログ→MP3→AACと変換する訳です。で、昨日、早速、ドーナッツ盤を4つ程、MP3化しました。いの一番で、デジタル化した4曲、と言うコトですので、モチロンお気に入りの4曲です。

TAO「遊室民」(1983)

TAOは、割とCMなどとのタイアップ曲が多かった、バイオリンの入りロックバンド。当時のワーナー・パイオニアは結構押していたと思うんですが(コノ曲もパイオニアのコンポのCMに使われていた)、その割には売れなかった。だからCDにもなってません。アタシャ、このバンドはポップとロックの両方のセンスを持った良いバンドだと、今でも思いますが、CDにならんもんでしょうか。
そんで、久しぶりに聴いたこの曲の印象は、「こんなモンだったかぁ?」と言う感じで、アルバム『Far East』(1983)の楽曲群に比べると、キャッチーですが、チョット落ちる感じ。
それにしても、このルックスは一体なんなんスか。「マンガに出てくるロックバンド」の一典型ですナ。あと、スキンヘッド・サングラス男と、金髪ツンツン・鼻ピアス男が居れば更に完璧。(そう言えば、当時のニッポンには、ロックバンドと言えども金髪が殆どイナイですが、今では金髪の居ないバンドの方が少ないに違いない。この調子で国内の金髪が増殖して行けば、10年後には金髪首相が誕生するに違いないと思いますが、あ、思いませんね。)

松山千春「人生(たび)の空から」(1980)

この頃の松山千春は、北海道民にとってはスーパースターだった訳ですが、今だと北海道のスーパースターは誰ですか?まさか、オオイズミ・・・ヨウ・・・、ヨウチャンですニャ?あ~。で、この曲は、16ビートで刻むギター・カッティング(アコギじゃないッスよ)とか、サンバ・テイストなパーカッション(アゴゴとか)、フェイザーまで使ったようなエレピとか、ソプラノ・サックスとかが、なまらカッコイイ、およそ「松山千春」ではナイような印象の楽器編成で出来ている、その上で、松山千春の良く伸びる張りのあるヴォーカルも素晴らしい。一言でいうならば、足寄系メロウ・ファンキー・雄大・キラー・ポップ・チューンだべさ。嗚呼、雌阿寒岳。ちなみにワタシは足寄の隣町の上士幌町母子センター生まれだ。十勝ふぉ~えば~!千秋庵~!六花亭~!千春~!牛~!(ムネオについては賛同しかねるというコトで一つヨロシク。)

BORO「ネグレスコ・ホテル」(1983)

この曲は知名度こそ低いと思われますが、「悲しい色やね」と並ぶ大阪系歌謡AORの二大金字塔だと勝手に断言致しまス。BORO氏のヴォーカルが凄い。オトナの男の哀愁と色気をコレでもかとばかりに、滲ませまくったヴォーカル。涙より前に、圧倒的な鳥肌を誘う、金字塔三段重ね級の絶唱ッス。アマリのカッコよさに当時中学生はだったワタシはコレを聴いて絶句した。と言うのはスッカリ嘘で、本当は高校生になってからラジオで聴いて絶句して、大学生になってから、セカハンで見つけてシングル買って、任意の時間に絶句し続けた。
一言でいうならば、あ、既に言いましたが、つまり、大阪系歌謡AORの二大金字塔だと勝手に断言致しまス系圧倒的キラー・チューン。必ず必聴。

渡辺満里奈「深呼吸して」(1986)

おニャン子ものでは出色の出来のシングルではナイでしょっか?
まず、作編曲が後藤次利じゃナイんです。作曲がLOOKの山本はるきち氏、アレンジは新川博氏。曲もイイですが、アレンジの出過ぎないセンスの良さがスバラシイですね。チューバやら、指パッチンやら、ホンキートンクっぽいピアノやらで、なつかし系テイストを醸しつつ、でも、明らかにエレキピアノだったり、デジタルなエフェクトがあったりして、アリキタリのなつかし系ではないバランスが絶妙。
ココに乗っかる、チョイと歌唱力不足の満里奈サンのヴォーカルが、このサウンドにベスト・マッチ。奇跡的な一曲とナリマシタ。
またしても一言でいうなら、ほのぼの初恋あっさり失恋系ビミョーな切ない系キラー・キャンディ・ポップ・チューンと言えましょう。
は~っ。(←深呼吸)

それでは、また、時間を見つけて、アナログ音溝のデジタル化に励むコトと致しましょう。

ほな、アスタ・ルエ~ゴ!
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プレイヤー、買った、アルヨ。

レコード・プレイヤーを買いましたゾ。
福沢サンで釣りが来るくらい安いヤツ。
コレで、18年半振りに、自宅で好きな時にLPもEPも聴けるようになりました。
何故、今まで買わなかったのか不思議でゴザイマスね。



さて、平成デジタル時代のアナログ・レコードのプレイヤーは、ワタシの場合、パソコン(Mac)に接続します。
ソコが、ムカシの名前で出ていても、昭和のワタクシとは一寸違うトコロ。
ちなみに、フツウのパソコンはプレイヤーと直接接続できませんので、オーディオ・インターフェイスを使います。
コレです。↓↓↓


オーディオ・インターフェイスってのは、パソコンを音楽メインで使用しているヒトは知ってるでしょうが、要はオーディオや楽器のラインと、パソコンをUSB経由でつなぐヤツです。実はコッチの方が今日買ったプレイヤーよりは高くって、福沢氏の他に樋口さんくらいが必要とナリマス。(ワタシの場合、ベースやらギターやらをHDに録る為に以前より使用していたので、本日の出費ではナイんですが。)
ちなみに、この機種(EDIROLのUA-3FX)の場合、エフェクターの機能がついているので、レコードのサウンド全体にディレイを掛けたり、歪ませたりとか、そういうコトも出来ます。(モチロン、基本的には楽器の演奏に使用する機能です。)

さて、そういうコトで久しぶりに(ホントに18年半振り!)、レコードを聴きました。
記念すべき、18年半振りの一枚はアラン・パーソンズ・プロジェクト(The Alan Parsons Project)の『Eye In The Sky』(1982)。


もう一丁。
スティーヴ・ミラー・バンド(The Steve Miller Band)
『Brave New World』(1969)


18年半振りに掛けた訳ですが、レコード盤殿は、18年もの長い年月を根性を曲げる事無くジッと待っていてくれました。ツマリ、問題なく音は出たのヨ!
嗚呼、良かった、良かった。
思わず嬉しくて33回転とちょっと小躍りしましたゾ。(軽い嘘ですが。)

ぢゃ、今日はコレまで!

(今日聴いた二枚のLPの感想は後日。乞うご期待!)

ゴメスが鳴くからエヴァンス来ると。


ビル・エヴァンス(Bill Evans)
『I Will Say Goodbye』(1977)

ビル・エヴァンスというオッサンは、メチャクチャ美しいピアノを弾いたと言う事で、老若男女、白黒黄色、チビ・デブ・ハゲ・出っ歯、金持ち・貧乏・中くらい、その他、モロモロの人々から愛されていた訳でしょうが、美しさと同時に、相当にスリリングなピアノ・トリオ演奏を繰り広げたオッサンでもある訳で、案外エグい音楽性のオッサンだったとワタシは思っている。たぶん、「美しさと同時に」と言う所がミソですが、このアルバムで言えば、二曲目の「Dolphin Dance」なんて、正にそういう凄ぇ演奏の見本。イヤ、見るんじゃないから、聴本ですが、キテます。

だいたい、こんだけベースに好き勝手やらせる音楽って、フツーには「リリカル」ではナイでしょう。どう考えても、「火花バチバチ・勝負しまっせ」が好きだったとしか思えない。
1977年のこのアルバムでも、エヴァンス・トリオのベースは、安定したリズムを送り出す役目とは違って、イカに安定したトコからずらしたアクセントを決めるかが肝。要するに、シンコペの強力な刺激で、バンド全体をグラインドしてグルーヴさせるのが肝。落ちたー!と思ったトコロに、カウンターでアッパー!と、そんな感じ。エディ・ゴメス、流石です。随所にニョロっと現れるベース・ソロも実にカッコよろし。

と、そんなアンサンブルですので、ビル・エヴァンスのピアノも当然ながら、繊細かつソリッド。(ソリッドなのは、実はいつものコトだと思うのデスが)スウィングする場面での左手の、ぐーるぐるなコンピングの推進力なんて、やっぱり強力。(「The Opener」とか聴いてみましょ)
ゴメスとエヴァンス、最高の組み合わせですね。

ビル・エヴァンスの、もう一方の特質であるバラッド表現の美しさは言わなくてもイイか。当然ながら、このアルバムでも、いつも通りのスペシャル級。「Seascape」とか「A House Is Not A Home」とか、もぉ、鳥肌三昧としか言いようがナイです。

聴きましょうね~。

マザーズとエル・スールに行った日記。

ブロガーもスなる日記といふものを、ワシも、ニョロっと、してみんとてするなり。

え~、この前の土曜日は久しぶりに渋谷なるワカモノの街をホッつき歩いてみました。目的は特にありません。とにかくホッつき歩く訳です。
で、ワタシは音楽系イカレぽんち野郎ですので、目的がナイと言っても、どうせオンガク系の場所にスイス~イと吸い寄せられます。
で、オンガク系のオタッキーにも種類があって、ワタシの場合は、一応演奏もする者ではありますが、楽器オタクの気は全く無いので、楽器屋巡り方向とかは、一切やらない。いや、一切スならない。スなりたくもナイ。
という事なので、どこ行くにしろ、渋谷なら最後はレコ屋に行く訳です。
で、渋谷でレコ屋と言えば、塔レコードとかHMVとかの大型ショップと言う寸法になる訳ですが、こん時はマニアな店にだけ息をヒソめて行きました。(建物が古いので、息をヒソめないと崩れる。)

さて、歩き疲れて寄った一つ目のレコ屋はマザーズレコード。
雑居ビルの4F。ムカシのタワレコの近く、チチカカの近く、シスコの近く、とだけ覚えて行った。(行くの、初、なのヨ。)
ちと迷ったけど、あったアルヨ。
入ってビックリしたアルヨ。
まぁ、でも、こんなもんだろうナとも、思うアルヨ。
しかし、良く、あれだけ、商品詰め込んだアルナ。
殆ど、倉庫。と、言うか、整理されてない物置アルヨ。
アノ商品の山、殆どがブートでしょ。
オレ、目的のブツをさがしてたら、山が崩れて来て、シバラク支えるのに大変だったアルヨ。
しかし、欲しいブツ、沢山あったアルヨ。
でも、ブート高い。
そんなに買えないアルヨ。
みっつのブツの間で迷った結果、一つ買ったアルヨ。

コレ。しかし高えな~。
↓↓↓

Miles Davis『Complete Friday Miles At Fillmore』


で、二軒目は営業を再開したエル・スール・レコード
今度の場所は、宮益坂ビルディングという実にブーガルーなテイストが濃厚なビルの10階。(前の場所から、100mくらいしか変わらんですね)
で、このビル、恐らく60年代のブーガルー全盛期に建てられたと思われるスバラシ過ぎるビル。若干、傾いているような気がして、10階で若干ビビった。
で、店内は、再開前の店舗とほとんど変わらん雰囲気。
が、しかし、ラテンの品揃えは随分キビシクなっていた。まぁ、再開したばっかりだからな~。今後に期待。
で、ココでの戦利品はコレ。
↓↓↓

サラーム海上『プラネット・インディア』

この本は、ドコででも買えると思いますが(ナニシロ版元が河出書房という大手なので)、エル・スールで買うのには訳がアリマス。
ココで買うと、スンバラシイ付録が付いて来るのヨ。
コレ。
↓↓↓

エル・スールさんのサイトによると「本の内容に沿った素晴らしい曲が並ぶ、豪華特典CDR!うち3曲はサラーム自ら現地録音したレアー音源!」と言うコトなのヨ。
と言うコトで今、コレ聴いているのですが、聴く効く~、でゴザイマス。
いや~効きます。聴きました?

と言うコトで、全然、日記にゃなりませんが、そんな土曜日でして、その後、ニョロっと罰が当たって、頭痛三昧の休日となり申した。

ぢゃ。

ジョニー・グリフィンは小さな巨人ですな~、大村さん。


ジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)
『The Little Giant』(1959)

昨日、ハンク・モブレーの記事で、文章の流れの上、ヤムを得ず、しかし迂闊にも「小さな巨人」とか言うコトバを使ってしまったので、本日は、本家「小さな巨人」のジョニー・グリフィンを取り上げざるを得ません。(本当け?)

では、早速ですが、大村さん。
ジョニー・グリフィンは小さな巨人ですな~。

以上デス。

本日も書きたい事を書き切りました!
あぁ、スッキリ!

ぢゃ!

・・・。
・・・・・・。
・・・。
・・・・・・・・・。

と、コレで終わる訳も無く、以下、ニョロっと蛇足です。
補足とも言いマスが、本文とも言いマス。

さて、ジョニー・グリフィンこそ本当に「小さな巨人」と呼ばれたテナーサックスの名プレイヤーでして、何故、彼がそう呼ばれたかと言うと、小柄な体で、はっぱふみふみ、イヤ、それは巨泉だ、や、その、そうではなくて、小柄なのにデカイ音を出すと言う事で、リトル・ジャイアントと呼ばれているそうで、ある意味、出川哲朗氏と同じです。更に倍。

以上の、説明を持ちまして、ジョニー・グリフィンがリトル・ジャイアントである事には納得して頂きたいのですが、ジャケットからも想像が付く通り、豪快なブローで、ブヒブヒ~が持ち味のテナー・マンです。
勿論、音楽性に小難しいトコなんてありません。
とにかく、ひたすら気持ちよく豪快に吹き切るプレイを聴く事が、ジョニー・グリフィンの楽しみ方(の一つ)。

そんな訳ですので、このアルバムは、1959年にレコーディングされた訳ですが、モードの「モ」の字もありません。あるのは、ぶわ~っと、ブヒブヒと、ブルースです。汗臭いファンキーです。ですが、3管編成の分厚いハーモニーに、微妙に棘が入ってたりして、ナニゲに飽きない。
あ、言い忘れましたが、3管編成です。分厚いです。ちょっとしか洒落てません。ほとんどひたすら暑苦しいデス。
ですが、ソコが良いデス。
いつもは洒落てるウィントン・ケリー(Wynton Kelly)のピアノも、こころなしかボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)みたいな暑苦しさを醸しています。(ソロも、いつもより半オクターブくらい低い音域を多用しているよな印象。)
ワンホーンで渋く聴かせるアルバムもこのグリフィンの作品にはありますけど、ワタシ的には、こういう分厚い暑苦しいアンサンブルで聴くグリフィンの方が好きですね。
あと、このアルバムに関しては、ドラムがアルバート・ヒース(Albert Heath)なんですが、熱くなり過ぎないトコロがエエですね。軽めのシンコペに突いて来るジャブの如きスネアがジワジワ効いて来ます。

曲の方は当然のように真っ黒けっけ。
最後に入ってる「Venus And The Moon」なんて、最初のベースのフレーズから、黒い鳥肌が立ちそうな真っ黒けっけ振り。(ちなみに、このベースのフレーズのカッコ良さは特筆モンです)
自作のブルース「63rd Street Theme」も実に黒い。CMYK全ベタみたいな、これ以上ない黒さ。あまりの黒さに窒息しそうですが、コレは強烈すぎて、明日まで効きます。

以上、パンは黒パン、砂糖は黒糖、蜜は黒蜜、テナーはグリフィン、と言うコトで、黒くて小さい巨人を聴こう、というハナシでした。

ぢゃ。

モフっと最高。


ハンク・モブレー(Hank Mobley)
『Roll Call』(1960)

ぶわ~っとジャズじゃ~!
と、
ウフフ、ジャズね。
が、
両方ニョロっと同居中のアルバム。
10年振りくらいに聴きましたが、コレは、かなりエエですぞ~!

冒頭のタイトル曲「Roll Call」は、ほとんどジャズ・メッセンジャーズな雰囲気。
スタジオに住んでいるネズミが「お前らウルサイ」とクレームを出しててもオカシクないほどの大迫力。ブレイキー御大の強力プッシュは絶好調だし、フレディ・ハバード(Freddie Hubbard)も冴えまくり。キレキレのドベドベ。ぶわ~っ!

2曲目「My Groove Your Move」は、粘っこいファンキーなグルーヴ。モブレーの、いつもはモフっとしたテナーが妙にハードボイルドしていてソロも実にカッコええし、ウィントン・ケリー(Wynton Kelly)のピアノが、また実に粋でカッコよろしい。曲名もカッコええですな~。ウフフ。

3曲目「Take Your Pick」。
思わず、イェーイとか言うしかない。古典的な言い方で言うトコロの「ご機嫌な演奏」でゴザイマス。モブレーのソロ、正にゴキゲン。実に気持ちの良い時間を作って下さいまして、誠にありがとうゴザイマス。続くハバードのラッパのソロへの入り方は、ほとんどリー・モーガンですが、やはり絶好調なソロ。スバラシイ。そんで、ケリーのピアノ・ソロのコロコロ・グルーヴがまた本当にスバラシイ。更に、そのバッキングの御大のドラム、小技が冴えまくって実にスバラシイ。スバラシイ、スバラシイと言うしかない、スバラシイ演奏。グルーヴィとはこういうコトだ、の見本的最高演奏。スバラシイ。ぶわ~っとウフフ。

4曲目。
だんだん書くのがメンドーになって来ましたぞ。
で、4曲目ですが、タイトルは「A Baptist Beat」。
イワユルひとつのアーメン・ジャズですね。
正に典型的にティピカルに正統派のファンキー・ジャズ。
コレで乗らない訳がない。ぶわ~っとウフフ。

5曲目「The More I See You」。
このアルバム唯一のスタンダード曲。
こういうリラックスした曲でのモブレーはモフっとしていて実に最高。
ピアノがケリーってのも最高の組合わせですね。
コロコロ、モフっ、モフモフ、コロコロって、もぉ、最高!
とか思ってたら、ハバードがミュートのラッパで、粋に来やがるじゃね~か。
トドメ、刺されましたね。ぐえっ。ウフフ。

最後の曲は「The Breakdown」。
またしてもご機嫌系。
全員絶好調。特に御大のドラムが強烈。
さぞやスタジオのネズミも頭に来たであろう。
ぶわ~っ!ぶわ~っ!ぶわ~っ!

と、こんな内容でして、演奏も実に最高なんですが、曲もイイんですワ。
モブレーのアルバムって、ジャズでは少数派の必殺・自作曲固め、なんですが、この曲が実にジャズらしい、黒くて、イキで、適度にポップさまであるという、そんな曲。このアルバムでも、6曲中5曲までがハンク・モブレーの作曲によるもので、サイドメンにしても、こんな曲を渡されると、「コレ、イイね~」となって、思わずプレイも元気溌剌になりまして、「いや~、ハンク・モブレーは小さな巨人ですな~、大村さん。」とかなる訳ですが、なりませんか?

長くなりました。

ぢゃ。


ロール・コール
ハンク・モブレー
東芝EMI

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ローラ・ニーロの『The First Songs』。


ローラ・ニーロのデビュー・アルバムは、ヴァーヴから1967年に発表されましたが、これがサッパリ売れなかったそうで、その後、1973年にコロンビアから、曲順とタイトルとジャケットを替えてニョロっと再発売されたそうでして、コレが、つまり、その、それです。

ローラ・ニーロ(Laura Nyro)
『The First Songs』(1967/1973)

この後の2枚、つまり『Eli And The Thirteenth Confession』(1968)と『New York Tendaberry』(1969)は、規範とか枠とか常識とかを飛び越えた、あんまりにもお口アングリな激凄作だった訳ですが、19歳で作ったこのデビュー作も、楽曲の充実振りが、既に19歳レベルではないですナ~。「Wedding Bell Blues」とか「And When I Die」のような、その後のキャリアを通しての代表曲も入ってますしね。
それぞれの曲が素晴らしく、思わず「深い」とか、浅いコトバで言いたくなるんですが、表面明るく聴こえる曲でも、背後に何かがあるような気がするんですね。「California Shoe Shine Boys」の背後にニョロっと暁テル子とか。(ンな訳ぁ無い。)

基本的な音作りは60年代前半みたいな白人系ニコニコ・ポップスに近い気がするんですが、そこにローラ・ニーロの嗜好である、R&B、ジャズ、フォークのフレーヴァーがニョロっとふりかかった結果、白人系ニコニコ度は20%程度にまで抑えられた感じ。このジャケットの感じとも共通しますね。カラーなのに、モノクロみたいに、受け手の想像力を許容する感じ。

ヴォーカルについては、『Eli・・・』とか『New York・・・』ほどではないですが、激情が規範から随時ニョロっとハミ出して世界と対峙するという、超個性が最初っから有ったってコトが分かります。それにしても動の部分も静の部分も、19歳の表現力じゃナイですよ、コレ。

そんなコトで、モロモロ含めて、やっぱり必聴系の一枚だと思います。

ローラ・ニーロはやっぱ凄い。

本日は、生誕59周年というコトで、ローラ・ニーロのデビュー作を取りあげてみました。
(チャック・ベリーの誕生日も今日らしいがソレはソレで・・・。忘れよう。ってか、気が付かない振りをします。)

ほんじゃ、また!


The First Songs
Laura Nyro
Columbia

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アナザー・ビッチェズ・ブリューと言うタイトルですが。


マイルス・デイヴィス(Miles Davis)
『Another Bitches Brew』

アナザー・ビッチェズ・ブリューとは、これまた凄いタイトル。
ニッポンで言えば、アナザー・ペッパー警部、とか、アナザー・女のみち、とか、アナザー・およげ!たいやきくん、みたいなモンでしょう。しかも、内容的にはビッチェズ・ブリューとは関係なく、その数年後のライヴという内容。
要は、71年11月3日と、73年11月7日のライヴをカップリングした二枚組なんデス。
ちなみに、本家『Bitches Brew』は69年の8月20日ころのレコーディングなんで、コリャ、本当に『Bitches Brew』とは関係無し。無理矢理に言えば、71年の方は、パーカッションに、ドン・アライアスが・・・イヤ、やっぱ無理だ。あと、一応、「Sanctuary」をやっていて・・・イヤ、やっぱ無理だ。

と言う訳で、タイトルはハッタリ君ですが、内容は、なかなか、特に73年の方はエエですぞ。(なお、73年の方は、メンツも曲目も全く『Bitches Brew』とは関係ナイ。)

まず、ですね、音がイイ。
とんでも無くイイ音ですぞ。
73年のは、ギター二本とベースの絡み方が、明瞭に聴こえる。
71年の方も、コンガにかかるエコーまでしっかり聴こえる。
しかも安い。1時間51分の演奏を収録して1,614円也。
コレ、ホントにブートなんですか?
アマゾンで買えますけど?

内容も悪くないです。

まぁ、71年の方は、若干ながら冗長な気もします。(ゲイリー・バーツのソロが長い、とか。)それでも、冒頭の「Directions」は、2パーカス+ドラムという三人打楽器の迫力と、マイルスのラッパの突き抜け方が凄いです。
(71年の方はまだ二回しか聴いてないので、もう少し聴き込んだから、感想が変わるかもしれんです。そしたら、また書きます)

演奏全体では73年の方が、デキが良いように思えます。
編成的やメンツ的には、75年の『Agharta』『Pangaea』と、そう変わらんのですが、あそこまで、紫のケムリが漂ってない感じで、輪郭が溶けていない。そんで意外にも、ヨコ揺れ感覚。
コレは、「どファンク」、というより、「ファンキーなファンク」という感じ。(何じゃソリャ?)
あと、バンド全体が非常に良くまとまってる感じ。ギターを含めたリズムセクションが有機的に絡み合って、リズム隊として非常にうまく機能しているコトは聴いてて分かりますね。だから、当然、効きます。
思わず5回聴いてしまいましたワ。

そんくらいエエです。
と言うコトで、実はあんまり期待してなかったんですが、ナニゲにオススメできる盤でゴザイマシタ。

聴きましょう。

やっぱジョニ・ミッチェルはスゲぇですね。


ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)
『Turbulent Indigo』(1994)

やっぱジョニ・ミッチェルはスゲぇですね。
なんとなく70年代が全盛期みたいな印象もあるんですけど、そりゃ、印象だけというか、セールス面でのハナシであって、作品の質で言うと、凡作なんか有り得ないヒトですね。このアルバムも圧倒的にゴッド級。

1994年の作品だそうで、確かに、この12年くらいに渡り、店頭で手に取って買おうか買うまいか100回程度悩んだ記憶があるんですが、悩むヒマがあったら「さっさと買って100回聴いておけ」が正解でした。

サウンドは、ギターと声をど真ん中において、ベース、若干のシンセ類などで味付けした、至って簡素な、ジョニ・ミッチェルらしいサウンド。
で、楽器編成がシンプルなら、楽曲もシンプル。
余計な音は無い。

そんで一音一音が凄いから、響きは当然のようにゴッド級の豊かさ。
ヴォーカル、アコースティック・ギター、ベース、ソプラノ・サックス。
淡々とした音の中にある、スゲェ迫力。

半数の曲に参加しているウェイン・ショーター(Wayne Shorter)がまた凄い。
ただの、歌の添え物ではないソプラノ・サックス。
フツー歌のバックでやるのか?というスゲぇ鬼級のフレーズが何度も出て来る。
そんで、そんなスゲぇフレーズなのに曲の中で浮かない。
有り得ない色の絵の具の如し。やっぱスゲぇです。

でも、こんなスゲぇフレーズをヴォーカル曲で吹けるってのも、ジョニ・ミッチェルに圧倒的存在感かあるからでしょう。平凡なヴォーカリストなら釣り合わんデスもんね。

激薦!


Turbulent Indigo
Joni Mitchell
Reprise

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国内盤に経済を倒されたが鼻血は出た。


マイルス・デイヴィス(Miles Davis)
『The Cellar Door Sessions 1970』(1970)

15,120円。
今年最大の高額出費。
CDでの最大出費ということではなく、それ以外も含めて今年最大の買い物。
オレって案外質素かも。

そんで、この六枚組CDを、購入すべきか迷っているヒトに申し上げたい。
同じライヴをソースにして編集されていた超絶名盤の『Live-Evil』(1970)に比べると、バンド全体がドバ~っと行く部分の強烈さの密度に差がありますが、間違いなく、きちんと鼻血級の作品ですので(一枚目の一曲目が、冒頭欠落でフェードインで始まるし、編集無しだから、何かブートみたいだけど)、安心して、ちり紙と一緒にお買いクダサイ。
もちろん『Live-Evil』レベルの演奏が六枚分続く訳ではないデス。あんなスゲェのが六枚分続いたら、ノンストップ連続五時間宇宙の鼻血とかになりますから、商品になりませんって。
でも、だからと言って、先程も述べましたように、この六枚組、鼻血が出なくって後悔するという低レベルのものでは無く、演奏はちゃんと凄い。鼻血は出ます。出ます、出ます。どば~っと出ます。

ただし、ワタシ、一つ後悔した事があります。

みなしゃ~ん、コレ、国内盤で買う必要は全然ね~ぞ!
輸入盤で買った方が断然経済デスぞ~!
英文ライナーの日本語訳が付いているだけで、6000円くらい高くなってしまうんですからね~!

あ~、失敗した~!

The Cellar Door Sessions 1970
Miles Davis
Legacy

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プロフィール

bugalu

Author:bugalu
1969年日本製。ベース弾き兼自転車乗り兼勤め人。葉っパや注射を使わずに宇宙へ行く為に「快楽音楽」を求めチャリでサスラう。

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